今までの日記帳(2002年)

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2002年

12月21〜31日(民宿外編)

ぃや〜 2002年も終わりですね。

世間を振り返ってみると 一年間色んな事がありましたね。

地方に住む僕としてはW杯で有名になった大分県中津江村は興味を持ちましたね。

W杯時は 単に売名行為何か嬉しがってやっている村にしか思えませんでしたが、なかなかそうではなさそうですね。

みなさん、中津江村のHPをご覧になったことはありますか?

その中に「なかつえ森川緑ニュース」のページが有ります。

地域活性(村おこし)のことや村の食卓と称したスローフードの紹介などその手法のユニークさはとても面白いし その取組みは 真剣ですね。

ただ単に 行政(役場)サイドの目ではなく村外出身の若い“森川みどり”さんの感覚で魅力を引出ているところもありますね。

本来、地方にはその土地ならではの資源がありその地に合った生活はとても素晴らしく利にかなっています。また、「ゆとり」「やすらぎ」などの豊かさもそこにはあります。

そういった魅力をうまく都市の人々に発信していますね。確かにW杯は (外部からは)注目を集める起爆剤になりましたがベースには中津江村のビジョンがあったんですね。

中津江村が やらかしたこととは全然比べものになりませんが、今年美里町では「南紀熊野博覧会を継承する故郷作りイベント事業補助金」の交付を受け、二度にわたり「ふるさと体験ツアー」を 行いました。

町のイベントと言うものは 商売で言えばバーゲン・大売り出しのようなものだと思いますね。

大売り出しは大きな意味があり、その後の商売で商店はまた更なる飛躍をしますよね。町が行う事業や行事も同じかもしれません。

より魅力的な町になるよう何をしていけば良いのか、都市の皆さんにどのように発信していくか 2003年は その手腕が問われる年になります。真価が発揮できるよう頑張れたらと思いますね。

2002年の日記帳を ご連読下さり有難うございました。

12月11〜20日

やっと冬らいい寒さになりましたね。

民宿では 水道が 凍って朝になってあわててお湯をかけて溶かしたり我家の破れた障子を貼り直したり いつもながら後手後手の日々を送っていますね。

12月は忘年会のお客さまだけではありません。しめ縄を作りに来られる方もたくさんいますね。

しめ縄作り体験は この月以外ではほとんどありませんね。

自作のしめ縄を新年に飾るんですね。太〜いものやリース状にアレンジしたものや 車などに飾る細手のものまでいろいろ作られますね。

 しめ縄作り体験

最近では おせち料理など お正月の準備を自身ですることが少なくなりましたよね。

それに伴いお正月の醍醐味も少なくなってきたんじゃないでしょうか。

子ども達でさえ お正月はお年玉をもらえるだけのものぐらいにしか思っていないかもしれませんね。

しめ縄作りのように 何か楽しみながら手間暇をかけて準備をするともう少し雰囲気が出るかなぁなんて思ってはいるもののまだまだ年末の実感がわかないのは昨今の時代なんでしょうかね。

12月1〜10日

あっという間に 12月になってしまいましたね。

12月と言えば忘年会ですよね。昨年から忘年会に民宿を使って下さる数が増えてきました。

都市部で2〜3軒回って 朝に帰るのなら美里町まで足を伸ばしほうが ゆっくりできるし安いようです。

最近は 酒気帯び運転や飲酒運転の罰金が高くなったのも影響していると思いますね。

 忘年会2002,12,7

そんな中 先日7日に和歌山ツーリズム協会というNPO法人申請しているグループの 県北部の忘年会が民宿で行われました。

このグループは 和歌山県内でグリーン・ツーリズムやいわゆる体験型観光に関わりたい者が集まったもので僕も メンバーの一員です。

和歌山県北部だけでも 様々な 地域が有りその地域に合った体験や 余暇の過ごし方を提供しています。

その中で興味深いものを一つ紹介しましょう。

高野山が有る高野町で数珠作りの体験が出来るのです。作った数珠に梵字で自分の干支を書いたりします。寺のお坊様のおつとめ時に 前においてお経を唱えてもらいます。それをマイ数珠として持ち帰えるのです。

と言うと、硬く感じてしまいますが、これが高校生とか 若い衆に人気が有るのですね。

自分用のブレスレットにしたり彼・彼女へのプレゼントにしたりお気に入りグッズなんですね。

どこにでもない その地域ならではのものをその土地に出向いて楽しむことには とても魅力を感じますね。

11月21〜30日

紅白出場者が発表され名前の知らない歌手がたくさんいます。

今時、パーソナルな時代に 家族そろって紅白を見るなんてゼッタイない、特に今年は誰が誰か訳が分からんと 言いながら 毎年なぜか 大晦日には チャンネルをNHKに合わせていますね。

今年の大晦日も そうなりそうですね。

今、民宿の周りでは赤い実をたわわにつけた南天の木があちこちに見られます。

 

南天は 難を転じると言って めでたくお正月の生け花として利用され また 実は喉の薬になるとかで こちらも重宝されています。

収獲作業は 手が冷たくなって大変ですね。まもなく出荷されるようです。

しかし、周辺に南天の赤い実がなくなると鳥達は まともに農作物をねらってくるようですね。

最近、高齢の為 収獲しない人が増えてきたて完全に 南天実が 無くなることはないので 以前よりは鳥の被害は少なくなりましたがそれでも 色々な鳥除けは欠かせません。

被害は 鳥ばかりではありません。猪、狸、狐、猿、鹿 等など様々な動物に 作物をやられていますね。

山に 彼らの食料が激減して里に下りてくるのでしょうね。彼らも死活問題で下りてきています。

杉、桧中心の植林山を できるだけ早く自然のサイクルに合った自然豊かな山に戻していかないと問題(水、空気、作物etc.)が深刻になるのは 必至ですね。

国道では 交通事故に遭った狸などの動物もよく見かけますね。

「平成たぬき合戦」というアニメ映画が現実のものになるとは思いませんが、動物たちは「何とかしてくれ!」って言ってるんじゃないでしょうかね。

11月11〜20日

真冬並みの寒さではなくこの程度の寒さにはなれ穏かさを感じられるような日が続いています。

国道沿いの無人販売の柿たちは 柿赤色でどれも 甘美さを 自慢しあっているようですね。

山里では この頃から まず最初のお正月の準備として 串柿作りが始まります。

串柿(鏡もちの上に飾る竹串に刺してある干し柿)は1,2個作れば充分なので 多くは吊るし柿にしますね。

 吊るし柿 2002,11,19

いずれも 渋柿の 皮をむいて 軒下で干すのです。

皮むき作業の始めは 順調ですが 次第に包丁がベタベタになり 数量が多くなると結構時間が掛りますね。

そんなに沢山には見えませんが写真に写っている柿だけで 80個ほどあるんですよ。

何日かたつと 柔らかくなって中の種が動くようになると食べられるんですね。

柔らかくなったら 指で揉むと中の糖分が移動してより甘みがでる様になり、硫黄で燻すと色合いが良くなるそうですね。

何気なく食べていた干し柿、渋くて食べられないものが食せるだけでも すごいのにより美味しくする方法まで考えると もうこれは立派な文化ですね。

11月1〜10日

カレンダーの枚数が 残り少なくなりプロ野球の FA選手の行方が気になりますね。

ジャイアンツ松井選手の メジャー行きでこれで ひょっとしたら 優勝できるのではと思っているヤクルトや阪神ファンも多いんじゃないでしょうか。

例年より11月の気温が特に低いように思いますね。高野山では雪が降ったとか聞いています。

果樹農家は みんな忙しそうで 道で出会う事もまずありません。

一般の農家では 大豆の収穫、乾燥を終え一段落、ホッと一息ってところでしょうかね。

そんなわけで 晩秋からは じっくり農家の人たちとのふれあいが出来る季節でもあります。

民宿での体験は 柿の渋抜きや秋野菜の収穫、こんにゃく作りなど こちらも秋冬モードですね。

連休の最終日に サツマイモ掘りを一緒に楽しみました。

 2002,11,4 芋掘り

用意されていたのは100uの芋畑、芋の蔓切りから始めます。

「民宿料理で今お出ししている芋の蔓はここなんですよ」なんて話をすると

「蔓だけでも 半端な量じゃないし引き千切れるもんやないなぁ。」って言ってましたね。

裸足になってる人もいるでしょう(理由は靴が汚れるから)。

この日は靴下を履いていても足は冷たかったんですよ。

生産者の方には ただただ「勇ましい!」と感心していましたね。

掘り終えると 充実感で満たされましたね。

単なる芋掘り体験じゃなく、ワーキングホリデーって感じでしたね。

後から食べた 温か〜い けんちん汁は冷えきった体と ぺこぺこのお腹に最高のご馳走でした。よねッ。

10月21〜31日

寒くなりましたね。日が暮れるのも随分早くなってきましたね。

民宿ではストーブを既に出しています。一度ストーブの前に座り込んでしまうと 動けなくなってしまいますね。

温かいお鍋を早く食べたいのですがこの辺りでは 白菜がまだできていなくもうしばらく先になりそうです。

特に朝は 冷え込んでいてあれだけ暑かった夏がこいしく思ってしまいますね。

しかし 美里町の高齢者は元気ですね。暑さ寒さ関係なしにとにかく元気ですね。

時々 ばけものかと思うぐらいむちゃくちゃ元気ですね。

早朝から 河原にある畑で 何人もが何か収穫しているんですね。

聞くとヤークンという野菜を掘っているとのこと。

形はサツマイモのようなんですが梨のようなリンゴのような味、生食できるんですね。

食物繊維が多くて糖尿病にも良いとか言ってましたね。

生産しているのは美里町内の高齢者グループの薬草塾の方達です。

 美里薬草塾の皆さん

他にもウコンなどの生薬やハーブの栽培をしていましたね。

効能はともかくとして 作っている人たちが極めて元気なので きっと効きそうな気がしますね。

薬草やハーブに限った話ではないですね。野菜も同じですね。

美味しい野菜の生産者はみんな元気ですね。元気な生産者が作るから野菜が美味いんですね。

野菜(食物)には 生産者のエネルギーが 絶対詰まっていると思いますね。

〜11月の料理にはヤークンが出ますよ!〜

10月11〜20日

収穫の時期は 農家にとって猫の手も借りたいほど忙しい状態ですね。

米作農家では 稲刈り、脱穀作業ですがコンバインを使わず 天日乾燥となると作業が多く結構大変ですね。

しかし、美里町は柿の産地で こちらの方はめちゃくちゃ忙しいですね。

朝から夕方まで 柿の収穫、夜には渋柿の渋ぬきや 選果場で 柿の選果作業を食事の時間を惜しんで 遅くまでやっています。

 選果場風景 2002,10,15

今年は日照時間が多くて 小振りですが味はとても甘く美味しいですね。

いわゆる旬になると 最も味が乗っていてこの時期のこれを食べないと 本当の値打ちが分からないって どの果物、野菜を食べても思ってしまいますね。

しかし 沢山収穫出来るので 当然価格は低下しています。だからこそ我々庶民の口にも入るのですが やはり 生産者側としては少しでも旬より 早く出荷して高値がつけばと思いますね。

例えば お正月頃の すいかのデザートなんかは典型的なものですね。

高級感があって 確かに高値なんでしょうがさして 美味しくありませんよね。

生産者、消費者ともに旬の先取り志向が大きいので仕方が無いのかもしれませんがやっぱり 旬のものを 旬に食べるのが一番ですね。

10月の後半から 冬の期間は 本当の柿の旬。

民宿の料理でも柿なます、柿の天ぷら、柿味噌合え等など色々な柿料理をお出ししていきます。

10月1〜10日

今までにも外国からのお客さまは時々有りましたが 今回グリーン・ツーリズムの本場ドイツからご家族連れのお客さまが来られました。

3週間の休暇のうち 2週間日本に滞在しそのうち1週間を民宿で過されたんです。

送迎の為 南海紀伊細川駅で待っていると電車から降りてきたのがドイツの方だったのでビックリしましたね。

民宿はインターネットで知りドイツから電話予約されたと聞いてますますビックリ。

世界は一つ、世界は小さいって感じですね。

3才のお子さんは地元の子ども達と遊んだりしていましたね。

子ども達の溶込みは ものすごく早くやっぱり世界は一つ、世界は小さいって思いますね。

特別 どこかへ出かけることもなく御自身がドイツから持ってきた楽器を演奏したり少し散歩したり ただただのんびり過されました。

日本ではグリーン・ツーリズム=体験といったイメージが有りますが本来は田舎を感じる、ふれあうって事が良く分かりますね。

ましてや僕たちのように 休日になると何かしなくちゃってすぐに考えてしまうのとは異なる (日数の多い少ないではなく)ゆとり有る休暇だと思いますね。

秋から冬にかけて美里町の山々には柿が真赤に実り田舎を感じ・ふれあう季節になります。

グリーン・ツーリズム(自然豊かな農山漁村でその自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動)を楽しむ絶好の季節になりそうですね。

9月21〜30日

一年中でもっとも過しやすい季節になりました。

ぶどうの季節が終わり、栗が真っ盛り、柿の出荷が始まっていますね。

民宿周辺の農家では田んぼで脱穀が始まっています。

 2002,9,23 脱穀作業

新米が口に入るのもまもなく、いよいよ食欲の秋本番ですね。

我家では、部屋掃除の度に 早く扇風機をかたづけろと言われながらも部屋の角で未だに置かれていますね。

そんな中あまりに寒い夜、お客さまの要望でストーブをお出ししました。

なんせ半年ぶりのストーブです。事前の点検なしの本番ですね。

灯油を入れて 客室に運んだのですがスイッチを入れてから点火まで以前より長〜く感じますね。

ひょっとしてホコリがたまってるのでは、点火と同時にいっぱいのホコリがどっと出てくるんじゃないだろうかと 思いましたね。

しばらく お客さまと一緒に 沈黙の後無事着火。ほっとしましたね。

これからは ゆとりを持って季節になる前に準備点検しょうと思いましたね。

その前に ストーブをかたづけないとね。

9月11〜20日

14、15日に美里町観光協会主催で、田舎体験ツアーが行われ 108人の方がご参加くださいました。

美里町としてはグリーン・ツーリズムでの初めての大規模イベントでしたが、大盛況で無事終了して ホッとしています。

初日(14日)は餅つき、鮎掛け、和太鼓、シュロ葉バッタ作りなどを体験して美里町内の4つの宿泊施設に分宿。

次の日(15日)は 3ヶ所の会場でわらぞうり作り、ガーデニング、柿飴入り蒸しパン作りの体験です。

どのメニューも面白く満足して頂けた様ですね。僕は、わらぞうり作り会場にいました。

 イベントわらぞうり作り 2002,9,15

民宿での体験でもわら細工は人気があるのですが わらほど生活の知恵が詰まったものは ありませんね。

本来なら 米を取った後の不要なものが わらなのです。

しかし、ぞうりだけでなくホウキ、座布団、むしろ、小包ひもなどに変身しますね。

いずれも 実際使ってみるとナイロン製品よりはるかに優れていますね。

茶道の時の火鉢の灰などはわらを燃やした灰を使うと炭が長持ちするそうです。

また、わらにはもともと納豆菌が常在していますので納豆作りには欠かせませんね。

更に 残ったわらは 細かく切って畑で種をまいた後に薄く掛けると雨に打たれたり凍霜から守ってくれたりしますね。もちろん、自然のわらですからやがて土に返り 良い土壌作りに役立ちますね。

よく ここまで考えたもんですね。先人の知恵は わらに有りと思いますね。

その上、わら細工のような 手先を使い根気のいる作業は今の時代に求められているものかも知れませんね。

わら細工だけでなく 他会場でやっていたガーデニングや 柿アメ料理にもいっぱいの知恵が含まれていますね。

それより 地元の人との ふれあいもうれしいですよね。

美里町の 豊かな自然や 文化、生活そして地元の人々との交流を楽しむゆとりのある滞在型の余暇活動、今回ご参加下さった皆さんにとってどうでしたでしょうか。

これからもより充実したもの(遊び心で濃〜いもの)を提供していけたらと思うとともにイベントにこだわらず、多くの方が 美里町に来て下さればと思いますね。

9月1〜10日

朝夕が 涼しかったのが寒く感じるようになってきましたね。

美里町を東西に流れる貴志川の夏の終わりのイベントで「網入れ」というのがあります。

今年は 行事や台風の影響などで日延べしてしまい9月8日が網入れの日でした。

川を30〜50m程区切ってあり その間にいる鮎を自由にとっていいのです。

川上と川下に網を張り 更にもう1枚の網で鮎を追い込み 銛や 引掛けという道具で 次々に鮎をゲットしていきます。

 網入れ 2002,9,8

いい場所で 上手な人たちは 200匹以上取っていたようですね。

取れた鮎は その場で焼いて食べます。天然鮎だけで皆お腹いっぱいになりますね。

食べきれない鮎は持ち帰って身と内臓とに分け 身は 炭火で充分乾燥させると 1年間は 保存できる乾物になり、軽く炙りなおして酒の肴やまた素麺などの出汁を取ったりしますね。

鮎の内臓は 潤香(うるか)と言ってそれ自体の味は 苦いですがアミノ酸の凝縮物なので 様々な隠し味になるんですね。

身も内臓もメチャ美味。天然鮎のバーベキューは最高ですね。

8月21〜31日

8月も下旬になると かつての酷暑はなく川遊びの人もまばらな日が増えてきました。

何時の間にか コオロギの鳴声など秋の音色すら感じられるようになってきましたね。

山では実をつけた栗が風に煽られて落ち始めています。

 栗の実 2002,8,31

まだ夏だ、もう秋だと夏・秋が自己主張し合っている感じですね。

民宿では この夏 お客さまにアンケートをお願いしました。(ご協力有難うございました。)

それぞれのお客さまに満足して頂けたかどうか、グリーン・ツーリズムを楽しんで頂けたかどうかなど貴重なご意見を頂きました。

ほとんどの方に 満足して頂けたようで正直ホッとしていますが、夏場の虫対策や設備面での改善には 努力していきたいと思っています。

しかし、この夏に限っていえばインターネットを見て来られた方が予想以上に多かったんですよ。

始めた時には 悪戦苦闘のホームページ作りで更新なんてって思っていましたが ボチボチやっていてほんと良かったですね。

やっぱ、時代は アビバ かな?

8月11〜20日

お盆の時期が 旧暦の七夕になり夜空にはおりひめ星 ひこぼし星が とても明るくその間を流れる天の川も はっきり分かります。

夜に庭先で 空を眺めていると 5〜10個ほどの流れ星が見れているようです。

夜空を眺めると 暗さになれてしだいに星の数が増えてきます。星座版を片手に星を確認していると 改めて星の多さに感動してしまいますね。

夜中にトイレに行かれたお客さまは 皆さん「すごい星だった!」と感激されていますね。

さて、民宿の前のかどのところで昨年はミニトマトを作っていたのですが、今年は娘(長女・みゆき)がトウモロコシを育てました。

お小遣いの200円で100粒入りの種を買ってきて育てたものです。

民宿では彼女から1本25円で仕入れています。家族が食べた分も 25円渡します。

面白いことに 娘は売り上げをノートに書いているんですよ。

自分が育てたトウモロコシがお小遣いになるのがとても嬉しいようですね。

 2002,8,13 生トウモロコシをかぶるみゆき

来年は何を育てようかな。今からあれやこれやと考えていますね。

8月1〜10日

めちゃくちゃ暑い日が続いていますね。夏ばて寸前の方も多いんじゃないでしょうか。

都市部ではヒートアイランド現象とやらで連日30℃以上の真夏日にムシムシ・ムンムンの熱帯夜のようですね。

先日、間違いメールが北海道から届き、道北部ではすでに夏は終わりかけていて もう半袖では寒いんですよと、書かれていました。

この時期だけは 北海道の人がうらやましいですね。

民宿がある和歌山県美里町では昼間はやはり酷暑ですが夜には熱帯夜になる事はありません。

山間には木々が多く吹く風はさわやかで屋陰に入ればけっこう涼しいですね。

ですから、扇風機だけで乗り越えられます。

普段一日中、クーラーの中で過しているようなお客さまにはやや暑く思われるかもしれませんが森を駆け抜けてくる風や一日の気温の流れなど自然本来のすがたを感じていただけるのではと思っています。

この涼風や温度差は 今では田舎ならではのものかも知れませんね。

しかしやっぱり、日中は 暑いですね。

我家の愛犬「コーラ」も夏ばて寸前。木の陰で夕方になるのを待っていますね。

 2002,8,4

ちょっとかわいそうな気がしますが朝晩は元気なんですよ。

7月21〜31日

夏休みに突入しました。夏本番ですね。

川遊び、雑魚釣り、バーベキュー、花火、昆虫採集、観星 etc.遊びきれないぐらい盛りだくさんですね。

夏休みをより面白くする通の楽しみ、夏季限定のおすすめ体験はさわのぼりです。

河川に合流する間際の水の臭いと登り行く先の沢水の香いとはまるで違いますね。

手ですくって飲める清流は時代が代っていっても何としても残したいものの1つです。

滝の水を頭から浴びたり、沢壷留水にいる小魚を探してみたりしながら 普段使わない足の筋肉を使うのもいいですね。

 2002,7,20〜21

今年からは 沢水でコーヒー、紅茶、ココアなどをつくって飲むサービスを始めました。

夏休みは 始まったばかりです。

美里町の夏を大いに楽しみにお越しください。

7月11〜20日

大型の2つの台風が 紀伊半島を通過していきました。

TVでは 大変な被害状況が放映されていましたが美里町ではほとんど被害はなかったようです。

被害をうけられた地域の方にはお見舞いを申し上げます。

雨が沢山降ったおかげで水不足の心配は解消され 農作物は順調に育っていますね。

どの田んぼも 水面が見られなく稲穂の緑一色で埋め尽くされています。

棚田の夏の顔姿ですね。

そんな田んぼに入って草取りをしてる姿を見ることが出来ます。

この大変さには 頭が下がる思いがしますね。

民宿では 都心部より はるかに涼しいのですが涼感を楽しんで頂けるように紀州備長炭で作られた風鈴を縁側につりました。

 備長炭風鈴 2002,7,18

備長炭の風鈴がかもし出す音色は ”チリンチリン”という普通の風鈴の音よりもずっと涼しい音色ですね。

柔らかい金属音、嫌みのない自然音にかすかな風をも 感じられ心身ともに癒されますね。

万緑の山・棚田・里の風景、風鈴の音色、夏のご馳走ですね。

ぜひ、味わいに来て下さいね。

7月1〜10日

梅雨独特の むしむしじめじめ日が続いていますね。その上、

W杯が 終わってから 気分的ポッカリ感の方が多いんじゃないでしょうか。

更に 蒸暑くなると 急に食欲が無くなりますね。特に昼飯は何も食べたくなくなってしまいますね。

素麺か ひやむぎならOKって感じです。

有名な和歌山県の郷土料理に 「茶がゆ」があります。

この茶がゆは 夏季、食欲の無い時期に最適メニューなんですよ。

地元の人は 朝、1日分の茶がゆを炊きます。

昼には当然 冷めてますね。冷めた茶がゆは喉越しが良く 適度の満腹感が有ります。

また、茶がゆは ビタミン補給も出来て夏ばて防止になり胃にもやさしい食べ物なんですよ。

冷飯の上に 茶がゆをかけて食べる方もいますね。

これは お茶漬けとは全く違う美味しさがあって、より満腹感がありますね。

元々 農民の食べ物だったんでしょうか手早く食べられるのも 嬉しいですね。

これから 食欲減退の季節、皆さんも一度試してみて下さい。

(今回も食べ物の話になってしまいましたね。)

6月21〜30日

心配していた水不足は まとまった雨が数回有ったのでようやく解消しました。

雨晴関係なしに 寒かったですね。

6月まで出しっぱなしにしてあったストーブやこたつをもう一度出そうかと思ったくらいですね。

雨が降れば 外での用事は出来ないので草刈り機などの道具の手入れをして過します。

普段以上に時間があるのでおやつを作ったりもしていましたね。

美里町には 昔から伝わる お菓子にもおつまみにもなる「じゃぜん豆」と言う食べ物が有ります。

 じゃぜん豆 2002,6,25

作り方は簡単ですね。じっくり煎った熱々の大豆を醤油(又は砂糖醤油)の中に入れてさっとからませるだけです。

煎り大豆が入っているフライパンに醤油を入れると醤油が焦げてしまうので醤油皿の中に煎り豆をいれて下さいね。

簡単で美味しいですよ。一度試してみて下さい。

食べ始めると止まらなくなってしまいますね。

昔の人が 限られた素材で作った素朴な味がいつの時代でも ”やめられないとまらない美味”なんですね。

6月11〜20日

多少、前回の話の続きになりますが、

山の果樹畑でないところは大半が杉、桧が植えられています。

広葉樹ではないので、保水力が欠しく何日も晴天が続くと谷の水が枯れてくるのです。

谷の水は生活に使ったり、田畑に利用するなど直接的影響だけでなく 川に豊かな栄養を注ぎホタルや鮎などの川魚にとっても大切なものです。

しかし、年々 この環境が深刻な状況になってきています。

今年は5月頃からほとんどまとまった雨が降っていません。

生活用の谷水はあてにならない状態です。川の鮎は気温が高くなってきているのに 大きくなっていません。

6月も後半なのに田植えができていないところがあります。

はっきり言って末期の症状かもしれませんね。

杉・桧の山は 私有林が多く 40年以上育ててきたものを簡単に伐採して 代わりにお金にならなくて手間のかかる広葉樹に植えるのは出来ません。

仮にやろうとしてもお金と労働力が要りますね。

それでも田んぼは作らなければと言う思いで、水道水を使って田に水を張ろうとしています。

 水道水を引込んでの田 2002,6,19

せめて、この思いが救いになっているような気がしますね。

このまま 米を作らなくなれば 10年後は魅力のない地になっているのは 必至ですね。

しかし、「何とかしなければ」、「このままでは・・」と言った声が高齢者からも若者からも わずかながら聞こえてくるるようになってきています。

ここは 美しい里、美里町です。

不便ゆえの過疎地には 都会には無い豊かさを感じますが、魅力が無いゆえの過疎にはなってほしくないですね。

6月1〜10日

6月に入ってからはまったく雨が降りませんね。そのうえ毎日30℃近くなりまるでお盆頃のようですね。

例年なら 貴志川のホタルは 10日前後がピークですが今年は 5日〜1週間ほど早かったように思います。

昨年6月20日に大雨で貴志川が増水して、ホタルのえさのカワニナが流されてしまい今年は少ないのではと心配されていました。

やっぱり ずいぶん少ないように感じますね。

雨が少なくて助かることは農家ではほとんどありませんが 強いて言えば一つあります。

じゃが芋を掘った時に芋に土がついていないことです。

湿った土が じゃが芋についているとそこが腐ってくるので一つ一つ土を拭取らねばならないのですが今年はその手間が省けますね。

民宿では 5月に天文台で行われたサワガニレースの景品にじゃが芋掘り体験チケットを提供していました。

チケットを持ってこられじゃが芋掘りを楽しんで頂きました。

 角野様親子 2002,6,9

何度か じゃが芋が束になって採れたので写真を撮らせてもらったのですがいざ、カメラを向けると 茎はすっとぬけて芋は土の中。再度挑戦しても 同じ結果です。

3回ぐらいやってみてあきらめました。 そこで、

掘った芋を 並べての 雰囲気写真です。うまく採れてるでしょうか。上手く撮れてるでしょうか。

 

5月21〜31日

都会から田舎への移住者を よく Iターン者と呼ばれています。

僕たちもそのIターン者なのですがこのところ 美里町へのIターン者が徐々に増えつつあります。

地理的、環境的、雰囲気的など色んな面からこの美里町が 移りやすくまた住みやすい町なんでしょうね。

もっともそれは 僕たちも美里町に移住して以来 実感の連続ですね。

Iターン者は 就農希望者とは 限りません。

様々な 種の人間が集まってくるから面白いですね。まさに異文化コミュニケーションですね。

最近Iターンで美里町に 来た人の中に大道芸人がいます。

先日、彼と彼の仲間達が 地元の小学校で特設テントを張りサーカスを見せてくれました。

 みさとサーカス「清水芸人」 2002,5,23

とても面白かったです。立ち止まって見入ってしまう生の大道芸の魅力は 言葉では表現できませんね。

彼「清水芸人」及び美里町が 6月28日か7月5日ABC朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」で放映されますので是非、ご覧ください。

5月11〜20日

小学生の子ども達がゴールデンウィークの間、どんなことをしたかが書かれたプリントを見せてもらいました。

「友達やいとこ等と遊んだ」、「○○へ家族と出かけた。」は一般的な過ごし方ですね。

何人かの子どもは、「籾撒きを手伝った。」と答えています。続けて「籾を機械に入れてくるくる回した。面白かった。」と書いています。

そう言えば 民宿の周りの農家でも孫子が帰省して 田んぼの準備や籾撒きをやっていました。

一家総出での初夏の行事ですね。

美里町の小中学生の保護者の職業に農林業従事者はいませんが、おじいちゃんやおばあちゃんが農業をやっている家の子ども達には当然の行事のようです。

籾は2週間ほどで苗になりますが田んぼに水がたまらないと田植えが出来ません。

40年ほど前に 山のほとんどに杉、桧を植林して以来谷の水量が少なくなったと聞きます。

谷の水が当てにならないなら頼みは雨ですね。

数日の梅雨を思わせるような雨のお陰でようやく 田んぼに水が張りました。

と、同時にかえるが、やかましく鳴き始めます。

夜は特にやかましいですね。

お米がどのようにして出来るのかを子ども達に教える事は極めて大切だと思いますね。

それから、田んぼが自分達のまわりにあればなお良いですね。

しかし、学校完全週2休制の影響で地域の中学校では米作りは今年度からなくなってしまいました。

少し残念です。なぜなら、

現代の農業が置かれている環境(今までうだうだと書いた上記の現状と問題点)を中学生なら 米作りを通して知ることが出来るのではと思うからです。

5月1〜10日

ゴールデンウィークは1,2日を除いてまずまずの天候に恵まれました。

しかし夜半はくもりが多く天文台を目当てに来られた方は残念だったかもしれませんね。

適度に雨が降り 温かくなるに連れて畑ではじゃが芋やキャベツがどんどん育っています。

 キャベツ 2002,5,7

連休の間ほったらかしてた畑を覗いて見るとキャベツが青虫くんにずいぶん食べられてる。

ぅわ〜お。憎っき青虫くん退治に2時間。

でも 完全には退治しきれませんね。

無農薬なんて言うはやすしってちょっとやってみただけでも充分すぎるほど思い知らされますね。

今からスーパーに並んでいるようなキャベツには到底ならないことは予測がつきますね。

それでも青虫くん退治は 毎朝の日課です。

どこまで食べられるキャベツが出来るか青虫くんとのバトルはしばらく続きそうですね。

4月21〜30日

田舎ではその時に採れるものばかりを食べる「ばっかり食い」という習慣があります。

冬には大根ばっかり、夏はなすびやキュウリばっかりといった具合にね。

今は竹の子ばっかりです。毎日竹の子を掘っては食べています。

朝晩竹の子が 食卓に出ますね。1日30品目なんて程遠いはなしですね。

小学生の子どもは「給食にも竹の子が出てたのにもういやや。」ってぼやいてますね。

それでも毎日竹の子を掘りに裏山に行きます。

食べきれない分は塩と酢を合わせビンに漬け込んで保存します。

冷凍技術が無かった昔からの保存方法なんですがこれがなかなかいけるんですよ。

次のお正月に使う竹の子なんかは冷凍保存のものと比べると香りや味が断然違いますね。

塩や酢で保存とか乾物で保存とかその食材の特性を殺さない保存方法を考案した昔の人には感心しますよね。

でも今は目の前の竹の子を何とか食べきろうと頑張ってる(?)日々ですね。

あれだけ 採ったつもりでも採り残しのたけのこはあっというまに大きくなってしまうんですよ。

  伸び竹の子 2002,4,30

気がつけば40年の桧や杉の背丈まで伸びていますね。

竹の勢いはすさまじく杉や桧の林にまで進入してきて林にダメージをあたえてるんですよ。

森林荒廃の一因になっている竹の進入は大きな悩みの種でもあります。

もっともっと竹の子を食べるとなんとかなるのかなぁ。

4月11〜20日

毎年4月第3土曜日に地元の小中学校ではアマゴ釣り大会が行われます。

家からおにぎりだけを持っていき釣ったアマゴを炭火で焼いて食べるのです。

釣れなかった子ども達にもアマゴはちゃんと用意されています。

釣りの楽しみ方を教わり川魚の美味しさを感じ地域を愛し誇りがもてる人に育つ意味合いから良い行事だと思いますね。

でも、アマゴを釣るのって難しいんですよね。特に子どもには。

みんなでわいわい、がやがややってると賢い川魚は釣れませんよね。

自分が見えていなくても魚からはよ〜く見えているんですね。

今まで一度も釣ってこなかった5年生の娘がボーッとしてたら釣れたと大喜びで帰ってきました。

釣ったアマゴは食べずに生きたまま持って帰り家の池でペットとして飼っています。

よほど 嬉しかったんでしょうね。

民宿でも 活アマゴや地鶏を 炭火焼にしてお出ししています。

近近、娘が釣ったアマゴをお出しするかも・・・。  (うそっ。)

4月1〜10日

民宿のある美里町長谷毛原地区の大きなの話題は駐在所の警察官が かわったことです。

交通事故など大きな事件・事故が無い限り田舎では落とし物を届けたり道を尋ねたりするのが

駐在所のイメージですが実際何かと世話になっていますね。

いままでおられた駐在さん(おまわりさん)にもずいぶんお世話になっていましたし駐在さんの存在が 住民の安心のよりどころだったように思いますね。

それに駐在さんは そうそうかわらなくず〜っといるのが当たり前のように錯覚すらしていたのでみんな何とも言えない寂しさを感じました。

そんな思いでいたなか後任の駐在さんが来られました。

とても 親しみやすい方です。

お休みの日にホームページに載せたいので写真撮りをお願いしたいと伺ったところ快く応じて下さいました。

 2002,4,10 毛原宮駐在所の三枝警察官

子ども達も お年寄りも新しいおまわりさんに親しみを感じています。

これからも 駐在さんは地域住民の安心よりどころになるのは間違いないですね。

3月21〜31日(お気軽編)

田舎暮らしをしながら 2ヶ月に一度ぐらい都会に出かけるのはいいもんですね。

と言っても USJには行こうと思いませんね。並ぶのって疲れるしもともと人込みは大嫌いです。

本屋さんやディスカウントストアは刺激があって面白いですね。

町中は いつも新鮮ですね。銀行の看板や外食店はしょっちゅう変わりますよね。

全く変わらない外食店は マクドナルドと回転寿司ですかね。

都会の雰囲気を味わう代表格ですね。

回転寿司屋さんに入りました。やっぱり面白いですね。

精算の時、高く積み上げた皿でも枚数を瞬時に数えるんですよ。

何回か精算の様子を見ていて気付きました。

積み上げてあるほど計算しやすいのではないかと。

積み上げずに できるだけ広げたらどうなるかなぁ。

予想は的中しましたね。つまり数えられないんですね。

あげくの果て 店員さんが皿を積み上げて数えたんですよ。

うそだと思うなら試してみて下さい。でもなんとなく大人げないですね。

3月11〜20日

地球温暖化の影響でしょうか。

温かくなるのが例年よりずいぶん早いようですね。

あっというまに 蕗のとうは終わり 昨年3月23日頃に採り始めたつくしがすでに大きくなっています。

つくしが出ると 杉花粉は終結。花粉症は思ったほど長引かず過ぎ去っていきそうですね。

今人気の体験はもっぱら山菜採り&料理ですね。

里山にはどっさり食べられるものがあるんですよ。

お客様と一緒に 散歩しながらカゴいっぱいになるまで採って歩きます。

色んな食べ方があるので話ながら採っていき、ご希望の調理方法でお出ししています。

山菜だけでなく途中の畑の野菜収穫もさせてもらいます。

収穫だけじゃないですね。畑作業を見学したり体験したりもしますね。

写真は 畑にまく切りわらを作くっている時に飛び入り体験させてもらったものです。

うまく切れないのでちょっとコツを教えてもらいスパッと切断できて感心していましたね。

いや〜ほんと。散歩していると色んなことが体験できることがありますね。

♪春の野山で遊ぶは楽し♪って言う童謡のノリですね。

3月1〜10日

民宿のお客様が 電車でお越しの場合最寄り駅の 南海高野線紀伊細川駅まで送迎をしています。

山間にある小さな駅で ホームに降り立つと都会の雑多な雰囲気から解放され旅の気分を盛上げてくれます。

映画にもなった小説「ぽっぽ屋」のイメージかもしれませんね。

よく こんなに 傾斜のきついところに駅を作ったもんだと先人のすごさに感心させられますね。

 2002,3,7

駅員さんは 3人がいますが 24時間勤務翌日は待機日翌々日は休日といった具合に交代制でつまり誰か一人はいつでもおります。(もっとも障害者の方が駅を利用する時は応援の駅員さんが来られます。)

しょっちゅう送迎に出向くもんですから駅員さんともなじみになり色んな話をしますね。

小さな駅なのでほとんどの利用者と挨拶をかわすのは ささやかな楽しみ。

しかし たった一人の 駅員さんはとっても大変なようですね。

始発前にポイントの点検、電車の発着や通過。ホーム、改札や便所の掃除は落葉や花びらが舞込む毎に。

駅は清潔で当たりまえ。だれも誉めてなんかくれないよ。でも少しでも汚ければ苦情を言われるとか。

あ〜っ。民宿も同じ。気持ちはよ〜く分かりますね。

大阪難波から 紀伊細川駅まで850円。安いですよね。あとは車で送迎です。

気軽に起こし頂けるんじゃないでしょうか。

2月21〜28日

春を食べる季節が来ました。

野山を歩くと いたるところに 山菜が一気にそろってるんですよね。

香り豊かなセリ、味噌と相性の良いノビル、刺は火で炙って食べるアザミ、天ぷらが美味しいたらの芽や蕗のとう、甘みが最高のヨモギ、土に隠れてる竹の子などなど・・・。

 蕗のとう 2002,2,28

あ〜、なんて伝えかたが下手なんだろうって思ってしまいますね。

言葉で伝えられないのが 残念ですね。

山里で生活していて本当に幸せを感じる季節かもしれません。

ほんの2週間前には雪が積もっていたとは思えないほど季節の巡りは早いですね。

と同時に 花粉症の季節なんですよね。

これは最悪ですね。ティシュの箱を持って歩いていますね。

まったく気力が半減してしまいますね。

山里で生活していて辛さを感じる季節かも知れませんね。

えっ、良いの?悪いの?どっちやねん!

花粉症はちょっと困るけどやっぱり旬を食べるのはいいですよねぇ。

2月11〜20日

和歌山ツーリズム大学起業家育成塾なるものが 15日(金)にあり参加してきました。

和歌山県内外から 200人ほどの参加があったようです。

一般の参加者も多くやさしい内容になっていましたね。

 和歌山ツーリズム大学起業家育成塾 2002,2,15

最近農山漁村の景観やその地域ならではの体験を楽しむと言った、余暇の過ごし方の一つであるグリーン・ツーリズムが、注目されていますよね。

常々このグリーン・ツーリズム(自然豊かな農山漁村で楽しむゆとりある滞在型の余暇活動)こそが地域を活性化する。即ち その地域の宝(自然、文化、人材)を売りにしていくのが田舎型の ニュービジネスに成りえると考えています。

しかし和歌山県はグリーン・ツーリズムの後進地域だと思っていました。

いや 今も思っていますね。

でも こんなに沢山の参加者がいるのは やはり興味や 感心のある人が 多いんでしょうね。

これからどんな展開になるのか楽しみですね。

2月1〜10日

東京駅構内の一角で 和歌山県のPRコーナーが設置されています。

NHK朝ドラ「ほんまもん」の舞台が和歌山県なのでそれにあやかった内容のパンフレットが多いですね。

旅行案内や 特産品紹介など和歌山県民にとってはなじみの内容のものですが 県下でNO.1の地区の特産品が陳列されています。

東京近郊の方や東京駅を利用する機会がある方は是非立ち寄ってみてみて下さい。

なぜこんな話を するかと言えば 5〜8日の3日間研修を受けに 東京に行っていたんですよ。

貧乏なので 往復夜行バス。研修そのものは 8日午後3時に終わって4時過ぎには東京駅に到着してたんですが帰りのバスの発車時刻は 10時半。

たっぷり時間はあるのですが右も左も分からないのが 東京ですね。

仕方なく駅構内をうろついてたんですよ。結構面白いですね。

Kioskで売っているみやげで 目だったのは「小泉せんべい」や 「小泉まんじゅう」。

同じせんべいが 630円なのに小泉総理の似顔絵がついているだけで800円なんですよ。

それから更にうろうろ。旅行のパンフやチラシに興味をもちあれやこれや見入っているうちに 冒頭のお話にいたったわけです。

もう少し「ほんまもん」の話をしましょう。この朝ドラはほぼ毎朝見ていますね。和歌山県知事も毎朝見ているそうですよ。和歌山県人必見番組ですね(ほんまかいな)。

9日の朝、5日ぶりに自宅に帰ると 小4の長女みゆきが「おとうさん、ほんまもんビデオに撮っといてあげたよ。歓ぶと思って。」

嬉しいですね。可愛いですね。

早速みせてもらいましたが・・・・、録画できていたのは一日だけでした。

でも、もんくを言えないのが父親なんですね。

下の写真の手前に写っているのが長女みゆきです。

 2002,2,3 毛原小、学習発表会

1月21〜31日

美里町にも雪が積もる日が来ました。冬本番ですね。

こうなると あったか〜いお風呂がご馳走ですよね。

民宿の風呂は 温泉ではありませんがちょっと自慢です。

槙(まき)製の浴槽なんですよ。

浴槽では 槙は 桧やさわらよりも 上質で良い香りですね。

外釜で 薪を燃やして 天然湧水を沸かします。

外釜の残り火が 何時までも体を温めてくれますね。

 外釜からの煙 2002,1,29

温泉に 負けず ぽかぽか感が続くんですよ。

時々 面白いことが 起こります。

風呂ふたも 同じ槙の木で 飯炊き釜のふたと同じく凸部を手で持つようになっています。

若いお客様の中には お風呂に入られた後凸部を下向きに ふたする方がいらっしゃいます。

それも 一人や二人ではないんですよ。

凸部を下向きにすれば タッパーのようにピッタリ閉じられるように思えるのでしょうね。

茶道や花道のように 風呂ふたの閉じ方に仕来りや作法なんてありませんが

凸部が下向きになっていると 次にちょっとふたが 開けにくくて微笑んじゃいますね。

1月11〜20日

昨年の秋に 開拓した畑で 今スナップエンドウ、キャベツ、みぶ菜、玉ねぎを育ててるんですよ。

キャベツは 苗を 春になるまで葉が重ならない程度の間隔に床植えという作業をします。

玉ねぎは 年末に 寒肥をやったので 今ではシャンとしています。

霜に やられない様に 籾殻を土上に撒いてます。

 玉ねぎ苗 2002,1,20

収穫は 玉ねぎは6月頃、キャベツやスナップエンドウは夏頃なんですよ。

野菜作りにも 短距離ランナーからマラソンランナーまで ありますね。

ラディシュなんかは 1ヶ月もかかりませんね。

ゆり根は 3年かかりますが 栗より美味いといわれてますね。

半年ぐらいかかる野菜はいっぱいありますね。

どのやさいも 木酢液で 在土虫退治をして焼蠣殻などで アルカリ化し良い土壌を作って元肥を入れます。(もちろん、化学肥料や農薬を使う方もいますが)

育てる過程で 追肥を施しますね。植え替えたり ネットを張ったりするのもありますね。

美味しい野菜には作り手のちょっとした工夫や精進があるのですね。

人間は 動物から 学ぶことが多いとよく言われますが なかなか植物から学ぶことも多いんじゃないでしょうかね。

1月1〜10日

新年 明けましておめでとうございます。

お正月は 必ず 太ってしまいますね。

ただただ 食べて ごろごろ。

あまりに体が なまるので 子どもと体を動かそうとしても ゲームにTVに夢中で相手にしてくれません。

年末消防団の夜警の時に着た制服が 6日の出初め式の時になるとズボンの フックが とまらないんですよ。

いや〜、本当に 太りすぎてしまいましたね。

深夜TVの 通販番組でやっていた 低周波を腹部に 当てて やせる道具たしか「アブトロニクス」ってやつを買おうと真剣に思いましたね。

早速 フリーダイヤルで注文しようと電話をしました。

「ご注文有難うございます。」 続けて

「ただ今 この商品は 注文が 殺到していてお届けまで そうとう時間がかかります。」て言われましたね。

僕みたいな やつが 結構沢山 いるんですね。

太っておいて 努力せずに機械でやせようとするやつが。

 

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