今までの日記帳(2001年)

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2001年

12月21〜31日

今年最後の日記帳。ちょっと硬い話かも。

高齢者や障害者の方が民宿で田舎体験をし地域との交流の様子を調査するという 大変な事態が舞い込みました。

調査に来られたのは明治大学の先生とまちむら交流機構の方です。

 2001,12,26 明治大学農業経済学科竹本 田持先生 (左)                             (財)都市農山漁村交流活性化機構山田吉宏氏(右)        

2002年も若者ばかりでなく高齢者や障害者の方も多く起こし頂きたいので、今回はその聞き取りの中で僕が意識したことをお話しましょう。

一般的に 年配の方は昔を懐かしんで色々話を聞かせてくれますね。

歯が弱い方は多いです。食べ物は少し気を使います。

年齢に応じて敬意を持って接しますが遠慮は作らない様にしています。

障害者の方は気持ちの上では何ら変わらないと思いますね。

グリーンツーリズムを楽しまれた目の輝きや顔の表情はこの仕事をやって良かったなぁと思わせてくれますね。

う〜〜ん。書ききれない。 それより、

夜遅くまで色々教えてもらったりして聞き取り以上に僕たちの方が体験民宿の方向性や情報を沢山もらいましたね。

 

次回は 軟らか〜い日記帳に しますね。

2001年の日記帳を継読下さり有難うございました。

12月11〜20日

朝 布団から出るのが辛くなりましたね。

後5分、後1分。布団の温もりの余韻に浸っていたいですね。

起きてしまうと昼間はややマシで何かとすることが多い時期です。

年賀状を書いたりキャベツを床植えしたり落ち葉をかたずけたりしています。

周りを見ても 雨でも降らない限りみんな表に出て何か ごそごそやっていますね。

薪割りや、漬物の仕込み、家屋のメンテナンス、それから・・・。

春から秋にかけて出来なかったことを時間をかけて完成させる季節ですね。

例えば少年時代の夏休みのようなものかもしれませんね。

これからの季節にあれやこれややっておこうと考えてはいてもどこまで出来るかなぁ。

 

さて 民宿ではめったに見られない玄関に正月用の花が飾りつけられています。

花屋さんをやっているお客様が活けて下さったんですよ。

 2001,12,11

普段の民宿が そこだけ高級旅館に錯覚しそうですよ。

でも ちょっぴり正月までもつか心配でもありますね。

12月1〜10日

3日(月)に和歌山県の山村大学講座に参加させてもらいました。

『山村地域における「地域住民」と「新規定住者」との協働』という難しそうなテーマですが

平たく言えば長年山村地域で生活してきた人と都会から移り住んだ人が共に新しい地域づくりに向けて意識を高めるディスカッションですね。

受入れ側の先住者は人口増加、次期のにないて、地域リーダーとしての期待が有り山村に住む条件(家、子育て・教育、就労)の気遣いが感じられます。

一方 移住者(IJターン者)達は移住によって地域に波風は立つけれども立て方に気を遣っていますね。

多くの移住者は郷に入れば郷に従うけれども環境、食そして生き方などにはこだわりを持っています。

山村地域でも国際社会でも大切なのは互いを理解しょうとすることでしょうね。

この講座では互いを充分理解しょうとする心がよく出ていましたので和歌山県の地域振興ってなかなか 捨てたもんじゃないですね。

民宿で やっているグリーン・ツーリズム

つまり「緑豊かな農山漁村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」は

都会の人が新しいふるさとを見つける第一歩でになります。

まさに 山村地域での協働ですよね。

そして過疎地域が活き、先住者の皆さんが元気になる一つの方法と思いますね。

 

ところで 3日(月)は 末娘 ゆきほの 5歳の誕生日でも有りました。

講座の帰りに ケーキを買って帰りました。

 5歳の誕生日 2001,12,3

あっという間の5年間ですね。

早く成長してほしい反面ゆっくりゆっくり育ってほしいですね。

11月21〜30日

現在小学校の3年生は一般的に自分達が住んでいる市町村について学んでいるようです。

美里町内の小3の子ども達も町内の勉強をしていて美里町でつくりだされるものを見つけにあちこちに出かけています。

28日には炭焼きを見学&体験しに行くとのことで一日3年生の仲間に入れてもらいました。

 炭焼き体験の3年生 2001,11,28

地元の達人に 山の説明や窯の話を聞いた後既に出来ている炭を窯から出します。

そして次に焼く木を窯に入れる作業を彼らはやりました。

時間の都合上火を入れるところは見せてあげれなかったのが残念ですね。でも、

今の時代にめったに見れないことや出来ないことを美里町の子ども達は体験できるんですよ。

うらやましいですね。

 

この体験を 一泊二日で原木の伐採から炭出しまで一連の作業が出来るように練り直して来年2月には民宿の体験メニューに加える予定です。

11月11〜20日

ル・クプルのお二人に再会できたんですよ。(感激!)

昨年12月に TVの取材ロケで民宿に来られてから一年ぶりです。

18日美里町では獅子座流星群のイベントが有りました。

その中でル・クプルミッドナイトコンサートが有ったんですよね。

これは絶対見に行きたい。子どもを早々寝かしつけて行こう。

しかし、日曜の夜は子どもはなかなか寝ませんね。

美里文化センターでは流星の話の後コンサートが 始まりました。

覚えていてくれたんですよね。

去年美里町に来られた時の話。そして突然「平井さんはいますか?」

びっくりしましたね。

コンサートの後 民宿に戻り午前3時半まで流星を見ました。

これもすごかったですね。

全く興奮で 眠れナイトでしたね。

 

11月1〜10日

日本の秋は世界一美しいと言われています。ここ美里町にいると本当にそう思いますね。

秋を彩る紅葉や その落ち葉たちが貴志川に浮かび流されいきます。

月や星は とてもきれいです。

ロマンチックですね。

秋の夜長を 楽しみたくなりますが冷え込みが強くなってきて そうはいかないのが残念です。

 

9日に地域の小学校の新校舎・体育館の竣工式がありました。

既に有る木造瓦葺き校舎にマッチする木の温もりいっぱいの新校舎・体育館です。

新校舎・体育館 2001,11,9

設備も充実していますね。我家の小学生は連日嬉しそうに話してくれます。

少ない児童数なのにもったいないなどとは思いません。

それより、いかに活きた使い方をするか、充実した使い方をするかが問われることだと思います。

10月21〜31日

狂牛病とテロ事件の話題は 連日TV、新聞などで報道されています。

華々しく新世紀を迎えたはずなのに今年はこれらの話題で年を越してしまいそうですね。

どちらも頭が痛くなる何とも言えない話題で何かスパッと解決する方法はないんでしょうかね。

それとも今世紀の頭に人類に対して何かメッセージか課題を投げかけられているのでしょうか。

なんて考えると宗教じみてしましますが目が離せませんね。

 

ところで 美里町では季節はどんどん進んで稲刈り、脱穀は既に終わり大豆の取り入れにかかっています。

山道では この時期 春に見た蕗、たんぽぽや野苺が 再び現れます。

 秋野苺 2001,10,31

春程の勢いは有りませんし、周りは紅葉の季ですよね。

でも なんとなく 似ていますね。

気候、気温それに 雰囲気・・・

昔の人が言った「小春日和」の意味が実感できますね。

10月11〜20日

TV朝日の番組「人生の楽園」のロケが 8〜14日(11,12日は省く)の5日間有りました。

放映日が 決まったらお知らせのページで案内します。

これまでにも 何回か民宿が TV放映されたことは有りますが、今回の撮影はちょっと大掛かりだったんですよ。

アームを使って上から撮ったりレールを敷いてカメラを走らせたり大げさに言えば「ユニバーサルスタジオin美里」って感じですね。

  

TV撮影風景 2001,10,14

今回違うのは撮影のハード面だけでなく内容面も いろいろ施されていてどんな仕上がりになるのかが楽しみなところです。

ところで 番組のお陰で「人生の楽園」なんて今まで考えもしなかったテーマを考える機会が出来たのですが、これって難しいですよね。

はっきりした答えになるかどうかはわかりませんが、楽園の外因的要素は水、土、空気(つまり自然)と人でしょうね。

内因的要素は 深い味わいや満足感が得られるものなんでしょうかね。

「花のように鳥のように」という歌の歌詞のなかに「あるがままの生き方が 幸せに 近い」とありますがこのあたりにヒントがあるのではと思いますね。

10月1〜10日

 8日は 体育の日。この祝日は 10日という記憶がなかなか抜けませんね。

変な感覚に 陥ると曜日が分からなくなりゴミ出し日やテレビの番組など何かとかんちがいしてしまうのは僕だけでしょうか。

デジカメが どうしても直らないので新調しました。

前回の 日記で開拓の様子をお見せしたかったのですが出来なかったので今回 載せました。

畑開拓そのT 2001,10,9

その後、開拓は 全く手付かずです。

”こつこつ” ではなく ”ぼちぼち” というのが 僕的ですね。

近く 根を引抜いて畑になる姿をお見せできればと 考えています。

 

ところでNHKの「ほんまもん」に出てくる和歌山県の伝承料理のほとんどは民宿でもよくお出ししています。

茶粥もその一つですが民宿の茶粥とは作り方に 少し差が 有ります。

NHKの作り方は とても理にかなっていてさらっと澄んで美味しい茶粥が出来ると 思いますね。

民宿のも色んなレシピを見て聞いて試行錯誤しかまどの特性も 加味して考えた方法なんですよ。

多少の 加減をしその時に最も美味しく食べられるようにも工夫もしているんですよ。

習慣的に よく茶粥を 食べている和歌山県人に「美味しいわ」と 言われた時は本当に 嬉しかったですね。

民宿流の 僕流のもっと美味しい茶粥を作れたらと 思いますね。

NHK「ほんまもん」の 茶粥は僕にとって良い刺激に なっています。

これを 機会に 全国の多くの人に紀州茶がゆに興味をもって もらえれば嬉しいですね。

 

9月21〜30日

 「暑さ寒さも 彼岸まで」という言葉どうり秋分の日を境に 涼しいから寒さすら感じるように なりました。

季節の便りを 紹介する写真をいっぱい載せたいのですが デジカメが壊れて往生しています。

美里町内では 順調に 稲刈りが進んでいる中僕たちは 民宿の直上の 山を農地に 開拓しています。

35〜6本ある 木のほとんどは地主の方に切ってもらったのですが 4本だけ自分で切りました。

枝や葉は 日の当たる 民宿の方にあり木はそちらの方が 重くなっています。

切り方によって、民宿の屋根に倒れる可能性が大なんですんね。

ロープで引っ張ってチェーンソーで切り込みを入れ おそるおそる一気に倒してみました。

さて、さて、さて・・・・

あれだけ 考えたのに・・・・・・

屋根を 直撃こそ 免れましたが大きく民宿の方に倒れ まさに石垣から下に落ちそうになっているんですよ。

あれ〜〜〜。

えらい事や〜〜。

枝を 切り落とし なんとか 引き上げてやっとホットしましたね。

 写真が無いのが残念でも有り、救いでも有りって感じですね。

 

9月11〜20日

 11日からず〜と TVではアメリカ同時テロ事件の話題で持ちきりです。

第一報を見たのはドラマ「うそこい」の最終回の最中でした。

その時はここまで大変な事件だとは知りもせず「最終回やのにこんなんあり!」って 思っていました。

事の重大さが 分かるに連れひどい出来事に言葉が出なくなってしまいます。

亡くなられた方々には心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

さて、民宿のある 美里町 長谷毛原地域では 16日(日)に保育所、小学校、中学校、高校(分校)の 4校所合同運動会が行われました。

4校所合同運動会 01,9,16

高校生の次に 保育所の子ども達が出たりして結構楽しく &他では見られない運動会ですね。

また、発達の 段階が良く分かるのも面白いですね。

我家の4人の子どもは 4校所それぞれに居てどのプログラムも目が放せません。

どれもこれも見てるだけだったのに終わった時には疲れてしまいました。

 

9月1〜10日

この10日間は 暑かったり涼しくなったり雨が降ったり台風が接近したり季節の端境の観がありました。

民宿から見る 雨の景色はとても情緒があり何度も写真を撮ってみましたが イマイチで今回の写真はありません。

彼岸花が 姿を表わし早稲の刈取りが早くも始まり 秋の準備は整のっていますね。

今年はお米の出来がよくて豊作になりそうですね。後は台風さえ来なければと 願うばかりです。

子ども達は 二学期になり 学校生活が再開しとても 穏かな 里の秋を味わっています。

今回は 変化や 出来事がありそうでなさそうな 日記帳ですね。

 

8月21〜31日

夏休みが 終盤に入り 特に 25日頃からは朝夕がめっきり 涼しくなり 秋が近づいているのが分かります。

我が家の 子ども達は ほとんど宿題をやっていなかったので 大変なはずなんですが以外と のん気ですね。

夏休み中 多くの お客様に 来て頂き沢山の思い出を 私たちも 頂きました。

もともと 障害者の方達のご来泊は多かったですが、夏休み中にも幾組か起こし下さいました。

その中に 大阪で「こさり」という作業所のパン屋さんをやっている方々が来られた話をしましょう。

 「こさり」の皆さん 2001,8,18

民宿では 今までは 全く障害者の為に設備的に手を加えていませんでした。

しかし 来られる前日に 便所に手すりをつけました。でも 他は改造していません。

民宿は 昔の農家で 障害者に決してやさしい造りに なっていませんが介助することで バリアフリーになると 考えていますしコミュニケーションがとれると思いますね。

特別な 体験は しませんでしたが川遊びや温泉 それから 野上町のパン屋さんに出かけられました。

もちろん のんびりとした田舎の雰囲気は体験できたと思いますよ。

グリーン・ツーリズム(農山漁村で楽しむ、ゆとりある休暇)を提供していると、健常者であれ障害者であれ最高の笑顔を 見る機会が有ります。

同じ笑顔を、同じ時間を共有できる時僕たちは とても幸せを感じますね。

将来、必ず 障害者の皆さんにも本格的にグリーン・ツーリズムを楽しんでもらえる民宿に なっていたいと思いますね。

 

8月11〜20日

お盆に入り 御近所では 帰省の方の車がいっぱい見られます。

やっぱり「田舎に帰る」っていいなぁ。と思いますね。

とはいえ 昨今、世間では家族そろって盆・正月の帰省が少なくなってきているようですね。

単身の帰省や、夫婦 別々の帰省であったりするようですね。

それぞれに 思いや 事情が有り少ない夏休みを有意義に 使いたい 個の尊重になるのでしょうね。

一方、帰省を待っている側は、かなりの楽しみであり「今年は いつ、誰が帰って来る」といった話題は絶えませんね。

ところが、帰省者が、少なくかつ短くなれば寂しい上に 「忙しい時に 子らは来ず」となります。

伝承的な生活の継承がここでは尊重されるんですね。

現代社会では 個の尊重の方が優位だからこういった傾向はますますはっきりしてきそうですね。

でも、 盆・正月が 無理なら何時でもいい出来る時に帰省したいと思う気持ちは持っていてほしいですね。

これからの時代は、「半ば自分の為に、半ば人の為に」な〜んて思いますね。

 

8月1〜10日

暑く、晴天の日が 続いています。

民宿の お客様は 川遊びをしたり色々な体験を楽しんで おられます。

その中で ちょっとした 空き時間に楽しめるさわがにレースがあります。

さわがにレース 2001,8,8

これは 毎年5月5日に美里天文台がやっているアイデアなどをそのまま真似ています。

民宿でも、皆さんにフィールドの保全や、環境保全を特にお願いしていますので もちろん 最後は逃がしてあげているんですよ。

是非 飼ってみたいものは少し捕ったりしますが、フィールドの保全は基本的には「とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ。」ていうことを子ども達に教えてあげる いい機会かもしれませんね。

 

ところで 雑草だけは すぐに のびますね。

夏場の 草刈りは田舎暮らしにはつき物です。暑いさなかに半日もやれば汗ビッショリになりますね。

毎年 決まった日に 班毎で道草刈りをやります。民宿のある 小西地区朝日班は 7日でした。

みんなで 草刈り機で いっせいに道草を刈っていき 見る見るうちに 土手も道端もすっきりした状態に なっていきます。

   草刈り前と後 2001,8,7

僕たちが 転入してきた’98年には班全員が草刈り機で 参加していましたが 年々高齢化で今年は 手鎌を持っての参加者が何人かおられました。

でも、欠席しようなんて事は全く無く体が動く間は 参加するのが当然の考えですね。

機械が 使えなくても自分ができる範囲で体が動くかぎり・・・のやりかたは、いいですね。

田舎暮らしだからこそ こんな大変な作業にも生涯現役でいてられるし、やらなければと思う気持ちは生きがいに なっているようにも思えますね。

7月20〜31日

夏休みに入り 家族連れや子ども達のグループの お客様が多くなりました。

カブトムシやクワガタ等がかなりいるんですね。

昆虫大好きな子ども達には改めて感心させられますね。

ところで 民宿の お客様は 大人も子どもも実によく 御飯を 沢山 食べられます。

場所が変わって、豊かな自然の中で美味しく感じるのもあるかもしれませんが、

実は 少し 秘密が あるのです。

一般的に 梅雨を過ぎるとお米の味は激減しますよね。

でも、籾殻をかぶった状態で梅雨を越したお米は 味の変化が少なく美味しいのです。

つまり、秋に 稲穂が 実り稲刈りの後全て脱穀せず、籾付きでこの時期まで置いておき、梅雨が終わってから籾すり(脱穀)するのです。

この お米を イマビキと 言います。

(勿論、いまびきは玄米ですよ。更に精米して 初めて 白米になるのですよ。)

22日に いまびきを 作ってもらいました。

見に行くと 既に 作業は終わっていたので写真は 機械と袋詰めされた米です。

   2001,7,22 いまびき

7月9〜19日

9〜12日の間、グリーン・ツーリズムインストラクター育成講座に参加してきました。

G・Tセミナー 2001、7,12

グリーン・ツーリズム(G・T)と言う言葉を初めて聞いた方がいるかも知れませんね。

「緑豊かな農山漁村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」一言で言うと「農山漁村で楽しむ、ゆとりある休暇」と、言えるのですよ。

自然や文化を 体験するのが、G・Tの面白さなのでしょうね。

豊かな自然や文化の体験を提供するそこに、インストラクター(体験指導者)が介在することのよって、本物の感動体験を伝えることが出来ますよね。

民宿では、今までにも沢山の体験メニューを用意して 多くの方に体験して頂きました。

お蔭様で 皆さん「楽しかったよ。」と言って下さいます。

お客様により感動して頂けるようにまた、ここ美里町の自然、生活の知恵や人々の生きてきた誇りなども伝えられる地域に欠かせないG・Tインストラクターになりたいなぁ な〜んて考えいます。

 

7月1〜8日

夏休み中の 予約が続々と 入ってきています。

そんな中 先日8月25日の 御予約を手違いで受けてしまい 大変申し訳ないことをしてしまいました。

これからは 充分気をつけていきたいと思っています。

季節が 変わる前やちょうど今のように大きな休みの前などは、お客様のいない時に民宿では料理や 体験メニューを検討しています。

天然鮎の収獲が少なかった今夏、変わりの食材に美里町内産の牛肉を お出ししています。

7日に 美里町内産の 牛肉でブラジル料理のシェラスコを 夏的にアレンジして 試してみました。

シャラスコもどき 2001,7,7

焼けた部分を 大包丁で削いで食べた味はなんとも 美味しく 結構いけそうですよ。

炭火と薪を 両方使うとうまくいくなど色んな事が 分かりました。

10人以上のお客様の料理にしようかな、なんて考えています。

6月21〜30日

 夏野菜が少しずつ収穫出来るようになりました。民宿の前には、ミニトマトが赤く色づき始めました。

赤くなったトマトはお客様に取って食べてもらったりしています。

皮は 多少硬いようですが 中身は文字どうり充実していて とても 美味しいです。

 色付いていくミニトマト2001,6,30

梅雨の間にも晴天の日が、そこそこ有ります。 26日に谷川登りを楽しみました。

この日は とても蒸暑い日でしたが、適度な水の冷たさと山谷の涼しさが 気持ちよく汗ばむこと無く登れました。

両手、両足を使って登って行ったゴール地点にはとても素敵な滝が有りました。

体を動かした心地よい疲れと達成の満足感とで気分は最高!!

この体験は おすすめですね。

6月11〜20日

 自然の力は、ものすごいものです。19〜20日に約1ヶ月分の雨が降りました。

豪雨の音やすさまじい雷の音で夜は眠れませんでした。

朝6時に 警報は解除されましたが、通学路が崖崩れの為に休校です。

ゴミ出しの日で 下の国道まで行くと貴志川がものすごい増水です。

勢いよい濁流に大きな丸木などが、流されています。

貴志川 01,6,20 a.m.8時

美里町内でも建物が流されたところがあるようです。

民宿は大丈夫だったのですが、湧水を取り込んでいるポリの会所が流されました。

また、横の谷が崩れゴミ焼きのドラム缶が流されたり桧やしゅろの木が流倒されていました。

 以前にも言いましたが、都会にいた時は、毎日景気が感心の的でした。

しかし田舎暮らしをした今では、株価や円安などは、どうでもよくて気象や気候が大変気になっています。

だって、農作物や日々の暮らしに大きな大きな影響があるのですよ。

 

6月1〜10日

 蒸暑い日が 始まりました。6月3日に鮎釣りが解禁になり、あちらこちらで釣り人が見られます。

しかし、川のあゆは、友よりも小さくてあまり釣れないようですね。

もっと雨が降らないと大きくならないのだそうです。

そんなわけで 民宿でも今は鮎料理を出していません。

しかし、ホタルは よく跳んでいますよ。

私達も 何回か 見に行きました。 8日には 家に 2匹 跳んで来ていましたょ。

時期を同じに「ホタル袋」と言う花が咲きます。

咲き始めるとホタルが出だし花を見かけなくなるとホタルもいなくなっています。

川でホタルを 1匹だけ捕りホタル袋の花の中に入れます。

ホタル袋の花

ホタルは花の中で光を放ったり休んだりを繰り返します。

花の中の光は とても 明るいですね。

ムシムシする夜でも少しす〜っとするのが、いいですね。

 

5月1〜10日

5月に入ってから美里町もめっきり暖かくなりました。

例年ならゴールデンウィークが終わってからぼちぼち茶摘みが始まるのですが、今年は 5月早々に始まっています。

お茶の木は民宿の近くのあちらこちらに有ります。また、小さな苗木は持ち帰って近くに植えておくのです。

僕たちが一生懸命朝から夕方まで茶摘みをすると 1日で2kgはど摘み取れます。それを製茶すれば、1/10の200gほどになってしまいます。

どう考えても 経済的に 採算は合いませんね。

田舎の生活は経済的採算が合わないものが多いです。

家庭菜園などはやればやるだけ赤字になります。

でも、自分の手で 作ったものは本物で味わいがありますね。

さらに言えば人間の知恵や、自然の恵みに対する考え方が強烈に変わりますね。

茶摘みの体験は民宿のお勧めです。ご希望の方はお早めに。

 

4月11〜20日

穏かな 晴れの日が続きました。

季節は土筆、蕗のとうから いたどり(しゃじっぽ)、タラの芽、竹の子へとうつりかわりました。

民宿の裏に出た いたどり 2001.4.13

11日にお泊りのお客様が、九度山の自尊院から高野山までの24kmを町石道をたどって歩かれたとのこと。

私達も13日に 中間地点・矢立(細川駅近く) 〜高野山大門の 約12kmを ハイキングしました。

このハイキングコースはとても良かったので後日お知らせのページで詳しく紹介します。

 

ここ数日、民宿業の合間に大工助手のアルバイトをしています。仕事はトタン屋根の葺き替えと、軒を張り出すのです。

が、 軒下に ツバメの巣があります。

1日目・・・古いトタンを外す際に、巣も取り外しました。

2日目・・・屋根のない軒下に新しい巣、巣の中に、卵が4つしかし ツバメはいない。

3日目・・・屋根の野地板を張るとツバメがもどってきてホットしました。

4日目・・・軒を張り出す作業にはいりました。2羽のツバメは交互に卵を 温めています。

5日目・・・お昼前 太い材木を巣の際にゴッツン〜 ツバメは もどってこない。どうしよう・・・

6日目・・・次回の更新を お楽しみに

 

4月1〜10日

 十日に一度このページを更新していると、どうしても外に目を向けるようになります。9日の朝日新聞に載っていたのですがこの様に外に目を向けたり、笑ったりするのは、NK(ナチュラルキラー)細胞が活発になり 様々な病気の抑制効果があるのだそうです。私には、難しいことは分かりませんが外に 目を向けることで 何か気持ちが ゆったりと大らかになるのは確かですね。

 ずいぶん暖かくなってきました。前半は先月末からのめちゃ忙の日々の継続でした。

民宿の近くにある広場では今、椿と桜が同時に咲き競っています。

本当にぽかぽかとした陽気でこの場所でお弁当を食べたくなります。

つくし、よもぎ、せり、おおばこ、等の野草や山菜たちは香り、味、柔らかさの 全てにおいてバツグンの状態です。

山里を味わうのに 一年でもっとも良い季節だとおもいます。

   山菜採りの様子2001.4.1

 

ところで、新年度・新学期ですね。

我家にも 次男(伸征)が 中学1年生になりました。

真新しい 制服、自転車(高かった)、それからヘルメット(これは親のねばり勝ちで兄のお古)。

お母さんは 毎日の弁当が 大変なようです。

 

3月21日〜31日

 民宿ひらいにとって年に何度かべらぼうに忙しい時期が有ります。

ゴールデンウィークや夏休みがその時期ですが今年は春休みもそうになりました。

先日、マップルマガジン南紀(昭文社)と全国体験民宿ガイド(農林漁業体験協会編)に、掲載されたお陰だと思っています。

でも口コミによるものがもっとも大きいと思っています。

 こんにゃくを作ったり、山菜摘みをしたり、わら細工や木工をしたり色々の体験をお客様と一緒に楽しみました。

それから、散歩もいいですね。寒さも和らぎ穏やかな日陽や風空を感じることが出来ますね。

川に目をやれば、釣り人達が元気です。アマゴが、山菜が、美味しい季節になり、ちょっと太りそうです。

 

 3月11日〜20日

 蕗のとうがしっかり顔を出しつくしがずいぶん見られるようになりました。

 我家のお母さんが風邪をこじらせてしまい家事、育児に追われ大変な日々でした。

そんな中 長男(高1)に手伝ってもらいジャガイモの植え付けなど畑作業は順調に進みました。しかし、むしろ作りは全く進展していません。

19日は 次男(小6)の卒業式でした。現在、小学校の体育館兼講堂を建直し中で教室での卒業式でした。在校生の涙が多いでした。小人数の学校で縦のつながりが強く6年生との思い出が多く別れるのが辛いようです。

この地域では「春になったよ」とたがいに喜び合う行事としてあちらこちらで餅撒まきがあります。

民宿ひらいのある小西地区朝日班は春分の日(20日)でした。

前日からお母さん方が持ちよった餅米で餅を作り他の地区や班から頂いたお供の菓子もいっしょに高場からまき参加者全員必死になって拾いました。

たかが餅や菓子でも上から跳んでくると夢中になってとってしまい、これが結構面白いです。

遊園地やゲームセンターはお金を出して遊ばせてもらっていてお金が無くなればそれで終わりという感じですがこの餅撒きは終わってからもかなり充実感が有ります。しかも 老若男女みんなが楽しめるのがいいですね。

 あまり娯楽のない田舎の楽しみなのでしょうが、本当の娯楽なのかもしれませんね。餅撒きは4月中もあちこちでやっていますので、体験したい方はどうぞ。

 餅撒き 2001,3,20

*3月1〜10日*

 1,2日

 二日続きの雨です。そんな中たんぽぽの花が随分増えたのに気が付きます。春はすでにきていますね。

 

 3日

 美里町内の農家にむしろを作る道具が有るというのでもらいに行きました。道具を見てもどのように組み立てたら良いか分からないので現役でむしろ作りをしている90才のおばあちゃんの所へ見学に行き色々教えていました。

 

 4日

 昨日から 3年生と5才の姉弟が来ています。うちの子どもと気が合って楽しく遊んでいます。子ども同士は親しくなるのがとても早いですね。

 

 5日

 3日にむしろを作る機械を貰ってきたのでむしろを作る準備を始めました。縄を90広(1広=約150p)作のです。これがなかなか大変な作業で僕たちだと二人掛りでもう2日かかりそうです。

 

 6日

 今日は天気も良くなったので畑に行きました。冬の間ほったらかしていたので荒れ放題です。とりあえず、じゃがいもを来週に植えたいのでその分だけ耕しました。

 

 7日

 民宿の縁側から見える長峰山脈は杉花粉なのかそれとも黄砂なのか とてもかすみぼやけています。

 

 8日

 いよいよむしろ作りの始まりです。といっても まず5日に作った縄を機械に張っていくのです。その数50本。それから横に藁を通してトントンと筬で押積めていきます。こらもなかなか時間がかかり気が遠くなりそうです。まあボチボチ出来るところまでって感じですね。

 

 9日

    昨夜からの雪がずっと降っています。この冬一番の積雪です。一歩春に進んでは二十歩後退です。

 10、11日

 久しぶりに大阪に帰省しました。たまには都会の空気を吸うのもいいもんです。

2月21〜28日

21日

 近所のおばちゃんにえんどう豆の苗をもらいました。民宿の前の坂を上がるところに植えました。もう、少し蔓が出てきているのでネットを張って巻き付き準備OK.

 

 22日

 昨夜から未明に雨が降りました。とても暖かです。冬の間寒くてやってなかったのですが、厨房の周壁に断熱材を入れました。でも、今日は外板は張れなかったので壁の中がむき出しです。

 

 23日

 今日は朝から晴天で杉花粉が飛んでいます。花粉症の私にとってつらい季節が始まろうとしています。美里町にも確実に春が近づいてきています。

 

 24・25日

 大阪からのお客様、民宿ひらいの槙のお風呂に大感激「めっちゃぁ、雰囲気ええわ !」 大人7人子ども5人とても にぎやかでした。私たちもとても楽しかったよ。

 

 26日

 民宿ひらいの 風呂と洗面(いろり舘前)に給湯設備の工事が始まりました。基本的に湧水を使用しているのです が、水道水と 切り替え併用したいのです。水圧の違う2つの水原を併用できるようにするのは 大変っぽいです。

 

 27日

 昨日より続いてた給湯工事が完了しました。シャワーでたっぷりのお湯で頭や体を洗うのってさっぱりして気持ちがいいですね。つい、長湯してしまいますね。

 

 28日

 20日に植えたえんどう豆はしっかり根づいたので灰と有機配合肥料を入れました。するとやがて、雨が降ってきました。どんどん大きくなっておいしい豆ができるのが楽しみです。

 

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