ほたるのいる川

清流貴志川

 

 

1.ホタル観賞に適した時期と時間帯 

ホタルがとぶ時期

 例年の場合は5月下旬からホタルが飛び始め、6月10日前後ごろピークを迎え、6月いっぱいまで見られます。
地域によってもかなりの違いがあり、同じ地域でも場所によって異なります。また、その年の平均気温が高かった年には、例年よりも10日ほども早く飛び始めましたから、気象条件によっても差が出ます。

  ここ数年のホタルの状況

 平成16年は、平均気温が高かったため、例年よりも1週間ほど早く5月20日過ぎから数匹が飛び始め、6月の初旬がピークで6月20日過ぎまで飛びました。

 平成17年は、平均気温が低かったため、昨年より、1週間ほど、遅く、5月27日ぐらいより、飛び始めて、6月中頃がピークになり、6月末まで飛びました。

 平成18年も、平均気温が低かったためか、例年よりも、かなり遅く、5月31日より、飛び始めて、6月中頃にピークを迎え、6月末まで飛びました。場所によっては、7月初旬まで飛ぶ地域もあります。

  平成19年は、当荘前では、5/26に、数匹飛んでいるのが確認されました。今年は、5月中頃より、夜が非常に涼しかったため、6月初旬は数はなかなか増えませんでしたが、10日過ぎより、蒸し暑く、梅雨らしくなり、たくさんホタルが飛び交いました。

 昨年(平成20年)は、当荘前にて、5月23日に、数匹ほど、ちらほらと飛び始めたのを確認できました。その後、梅雨入りは、早かったのですが、気温が低く、数は、なかなか増えませんでしたが、15,6日ぐらいがピークだったようです。しかし、その後、梅雨らしい、蒸し暑い夜には、また、たくさんホタルが飛び交いました。当荘前にて、7月上旬までご覧になれました。

 

 昨年(平成21年)は、5月22日に初めて数匹飛んでいるのが見られ、数日後より、一気に数が増え、大雨も降ることがなかったため、順調に、良く飛んでいるのがみることができました。ピークは6月10日過ぎだったようです。20日過ぎに大雨が続けて降り、数が減りましたが、6月末まで飛んでいました。

 今年(平成22年)は、飛び始めが遅く、5月30日に十数匹飛び始め、6月前半もまだ、夜が涼しく、中旬ごろより、ホタルがよく見られました。また、7月の初旬まで、かじか荘前にてご覧頂くことができました。

ページトップの写真が平成21年6月8日に撮影されたものです。

 

ホタル観賞に適した時間帯

 夕方暗くなって星の光が見え始める7時30分ごろから少しずつ光を出し始めます。ホタルが多く飛ぶ時間は7時40分〜9時ごろです。その時間帯にホタルの観賞に出かけるとよいでしょう。午後9時を過ぎると飛んでいるホタルの数が急に減ってきます。

気象条件

 風がなくて生暖かく感じる、月明かりもない暗い夜にはホタルが多く見られます。風の強い日や冷え込む日には、夜になっても飛び回らず、草むらにかくれて光を出さずにじっとしているものが多くなります。また暗がりのある場所や月明かりの無い夜には、ほたるが多く見られます。雨が降ると、飛ぶ数が減ります。ホタル観賞には、気象条件を確かめてお出かけ下さい。

観賞者のマナーを守りましょう

★ホタルは暗い場所で、交尾のためのメスを探して光ります。強い光を嫌いますから、現地に着いたら車のライトを消しましょう。
★ホタルを捕らえて持ち帰るのはやめましょう。                                

 

2.ゲンジボタルの生活史

5月下旬〜6月中旬

湿度の高い梅雨の時期に、ホタルの成虫はきれいな光を出して飛び交います。メスは交尾後産卵し、子孫を残します。ホタルの成虫になってからの寿命は1週間〜2週間ほどで、えさは水だけです。ホタルが飛ぶ時期は、地域や場所で違います。暖かい年には早く出現する傾向があります。

7月上旬〜3月中旬

メス1頭が産む卵の数は500〜1000個ほどです。産卵後23日ほどで、孵化が始まります。大きさ2ミリほどの幼虫となり、水の中でおもにカワニナを捕食して生長していきます。脱皮を繰り返しながら、3cmほどにまで大きくなります。大部分の幼虫は1年で成長して成虫になりますが、生育が遅れたものは2年以上かかるものもあります。

3月下旬〜4月上旬 気温や水温が上がってくると、雨の降った日の夜に水中から岸辺の土に上陸します。
5月上旬〜5月中旬 柔らかい所を探して土にもぐり、土まゆをつくってその中で過ごします。1ヶ月後には幼虫の形をしていたものが、淡い黄色をしたさなぎに変態します。
5月下旬〜6月上旬 さなぎに変態してから10日ほどでだんだん色が濃くなり、土繭の中で成虫になります。羽根がのびて固まると2,3日後に地上に這い出して成虫のホタルとなり、飛べるようになります。

 ほたるが飛ぶためには、そのえさとなるカワニナがよく育つ水辺があることと、幼虫が上陸してもぐることの出来る土のある場所も必要な条件となります。

 

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